1954-04-08 第19回国会 衆議院 運輸委員会 第30号 なお、右大腿部は車体下部の出つ張りでひつかかれて大動脈、静脈共に切断されておりました。この激しく出血する負傷者を応急的な止血方法も請ずることなく、狭い車掌の出入口からたてに抱いて引つ張り込みました。これではまるきり水差の水をさかさまにしてあけるのと同じく、多量の出血は明らかであります。これを見た近所の人は「ひき逃げされた方がむしろよかつたと思う。」とさえ言つていられます。 館俊三